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【LE通信19号】お客様との信頼を築き、売上を上げる“ウソのない画像”を作る方法

☆さっそくですが、下記の画像をご覧ください。


これは、それぞれ違うモニターで同一の画像を見た場合です。
皆さんは色の違いを感じるでしょうか?

こうして紙面に載せて見ると実は私達が日頃から様々な環境で、
同じサイトを違う色合いで見ている事に気付かされます。

赤が青に見えると問題ですが、赤が紅色でもピンクがかっても、
とりあえず赤に見えれば良いので問題にならないだけです。

ところが通販で靴の色を選んだり、デジカメ画像を加工して他人に渡したり、
仕事で色を扱うようになると、そこで初めて色のずれを意識し問題になります。

では、なぜ同じもののはずなのに色が異なるのか、また、それに対する対処法
を今回は紹介していきたいと思います。

【1】各家庭のモニターが違う!
皆さんがお持ちのモニターですが、各々で発色できる能力や設定値がかなり違っています。
そしてその設定値の一つである【色温度】がかなり重要なのです!下図をご覧ください。


これは色温度を示す数値をグラフ化したものです。
そして一般的に普及しているモニターですが9300Kくらいの色温度のものが主流となっています。

これはどういう事かと申しますと、一言で言えば「青過ぎる!」という状態です。

日中の太陽光は色温度が「5000~6000K」と言われているので、上記の設定値では全てに青が被り、
手に取った実際の商品の色とはかけ離れて見えてしまいます。

また、本来PCの一般用途やweb上の規格では、6500Kが色温度の基準となっています。ここで色の違いが生まれる原因が一つ発生しているのです。

ちなみに、テレビなどの映像分野の場合、アメリカのカラーテレビ(NTSC)では色温度基準は6500K、
日本の放送規格(NTSC-J)では慣習的に9300Kが基準となっています。

日本のテレビの映像はかなり青っぽいのです。実は、かなり目が疲れる状態だといえます。

ぜひ皆さんには一度6500Kや5000Kまたは「sRGB」モードを試してみてください。

そうすることによって実際の商品の色味に近いものをモニター上で見る事ができる上、
色被りしていない画面で目から来る疲労も軽減されます。

【2】ハードウェア(OS)が違う!
ここで言うハードウェアとはWindowsとMacです。画像を扱ったりする人達の中では大まかにWindowsはweb用、Macは印刷用といった認識があります。


上記画像は同一画像をWindowsで作成した場合とMacで作成した場合の違いを表しています。
このようにハードウェアの違いによっても色の違いが生まれる原因があります。

ただし新しいMacですとweb用になったりもしていますので、
もし古いMacをwebの環境で使用されているようでしたら
新規の導入を考えて見ても良い時期に来ているかも知れません。

【3】ブラウザも環境光も色々と違う!
皆さんが使用しているインターネットのブラウザ(例:Internet Explorerなど)はどんなブラウザでしょうか?

実は使用するブラウザによってもかなり色の見え方が変わったりします。
同じものを使っていてもバージョンよっては読込めない等の問題があったりします。


☆この画像のように違ってしまう場合もあります。
もちろん私達は画像処理の段階で、的確な色味が見えるように画像に
ICCプロファイルと言う一種のタグ付けをしています。

これはデジカメ、モニター、スキャナ、プリンターなどの機器間での色の差異を吸収し変換する情報そのものです。


このプロファイルがブラウザによっては読み込めなかったりするのです。
そうすると見え方に違いが生まれてきてしまいます。

環境光についても例えば蛍光灯下で見る場合と白熱灯の下で見る場合では、
画像が緑がかって見えたりオレンジ色に被さって見えたりと大きく違ってきたりします。

これに対処するには、演色性がAAAの蛍光灯を使用したり、最低でも3波長の蛍光灯を使用する必要があります。

さて、様々な色の違いが発生するメカニズムを紹介させていただきました。
そしてこれらの問題に私達はこの様に対処しています。

モニターのキャリブレーション作業

このキャリブレーションとは専門の機器を使い正確な色味をモニターに出させたりする事を言います。
この作業は撮影画像と商品の色味を確実に照らし合わせられるようにする為には欠かせません。

まずは「正しい色」を表示、それを「きれい色」に補正する。という事です。
「正しくない色」を「きれい色」に補正しても無意味という事です。

素材による発色の違いを修正

商品には様々な素材がありますが、
中でもスウェード生地の物は発色が変化し写ることがあります。

☆下記の画像の違いをご覧ください。


実際の商品の色味は修正後の発色ですが、生地によってはどんなにカメラの設定をしっかりしても、残念ながらこのような違いが出てきてしまいます。これを正確な発色をするモニターを通して修正していきます。

その他にも様々な事に注意を払いながら【うその無い画像作り】に邁進しているといった具合です。
ここまでご紹介した【色味】に関しての事を認識する事は、
様々なネット通販が乱立する中で信頼と売り上げに直結する大事なファクターであると言えるでしょう。

また、お客様にお届けする前に事前にチェックしていける事、
チェックしていかなければならない事であり、
それを徹底することが必要になってくるのではないでしょうか?

そして、そこにはそれぞれのモニターや環境が多少なりともの影響を
与えてしまっている状況があるということを製作側も販売者も
商品に関わるすべての方が認識して頂けたなら幸いです。

弊社では、インターネット通販に適した画像の撮影代行も受け付けております。
画像作成にお困りの方や、商品撮影にお困りの方は弊社にお任せ下さい。

■問い合わせ先

株式会社ライフエスコート
TEL   :03-5765-6960
E-mail:info@life-escort.co.jp
平日10時~17時

 

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