直帰率とは、サイトに訪れたユーザーが1ページ見ただけで、
同サイト内の他ページに移動せずに離脱してしまったり、
ブラウザを閉じてしまった割合のことです。
たとえアクセス数が多くても、
直帰率が高いとサイトに滞在する時間も少ないため「成約率」にも影響します。
各ページを解析し、直帰率の高いページは
ユーザーの検索するキーワードとページの内容を一致させたり、
わかりやすく魅力的なページを作成するなどの対策が必要です。
ここで注意したいのは、直帰率が高いページが全て「ダメ」かというと、
必ずしもそうとは言えない、という事です。
(サイトの性質や環境、プロモーションによって大きな違いはありますが、
直帰率の平均は40~50%と言われています。あくまで参考程度に留めておきましょう。)
直帰率が低いに越したことは無いですが、
もう一つ重要になってくるのが
「離脱率(そのページを最後にサイトから離脱した割合)」です。
例えば、靴のサイトで、スニーカーページに直接訪れたアクセスが5件、
そのまま5件離脱すると直帰率は100%となります。
しかし、あくまで直帰率の分母は
「そのページを入口としてサイトに来たアクセス」なので、
同サイト内の別ページから訪れた人がスニーカーページに流れてきた場合、
計算には含まれません。
スニーカーページのアクセスが100件あって、
その内10件(直帰5件含む)がそのページを最後に離脱した場合、
離脱率は10%とかなり低い割合になります。
これは、
「そのページから離脱する人は少ない=悪いページではない」
ということになります。
ページ単位で見る場合は「直帰率」だけではなく、
「離脱率」も確認する事をおすすめします。