こんにちは!ニコニコ鍼灸整骨院です。
今回は、アメリカの鍼灸事情第2弾です。
アメリカ医師の鍼への関心は1970年頃、
カリフォルニア大学のヘルムス氏の書いた『acupuncture energetics』という本、
及び彼が創ったアメリカ鍼医師学会(AAMA;American academy of medical acupuncture)によるところが
大きいといわれています。
また、さらにそこから発展したアメリカ鍼認定医師学会
(ABMA;American board of medical acupuncture)は、
アメリカで最も認められている医師の鍼灸学会です。
一昔前の鍼灸学校の講師には、中国系の人が多かったのですが、
今では大きく変わり、経営陣、講師陣の多くがアメリカ人、
そして患者の多くもアメリカ人です。
医療センターのメンバーとして鍼灸治療を提供していたり、
個人開業として根を下ろしています。
前回も書きましたが、鍼灸を行うにあたっての法的な規制は州によって異なります。
全米のうち、ほとんどが鍼灸師を医療専門職として公認し、
その他、公認はしていなくても
何らかの条件付きで鍼灸を認めています。
医師以外には、鍼灸行為を認めない厳しいところもありますが、極めて少数です。
鍼灸治療を受けるアメリカ人は年々増え、
また鍼灸師を目指すアメリカ人も増えています。
アメリカで鍼灸師になるには、鍼灸東洋医学認定医委員会
(ACAOM;Accreditation Commission for Acupuncture and Oriental Medicine)
の認定をうけた鍼灸大学に入学する必要があり、
一般大学の教養課程レベル以上を履修していないと受験ができません。