「API(Application Program Interface)、アプリケーションプログラムインターフェース」とは、
アプリケーションを簡潔にプログラムできるよう設定されたインターフェースのことです。
例えば、Windowsでアプリケーションを開発する場合を考えてみましょう。
もしプログラマーが、
「マウスを左クリックしたら、その命令をどうやってにCPUに渡して処理するか」
等を一つ一つプログラミングしていては、非常に大きな負担になります。
Windowsでは、そのような基本的な処理は、関数としてあらかじめ用意してあり、
「マウスの左クリックを押したら、こうしなさい」と、その関数を利用することで、
プログラミングにかかる時間を大幅に減らすことが出来ます。
このように関数に命令させるインターフェースがAPIです。
APIがなければ
「マウスの左クリックを0.1~1秒の範囲で押して離されたら、左クリックと認識する。
1秒以上押したままで離された場合は、左クリックとは認識しない。
左クリックしたマウスのポインタの座標から、どのボタンが押されたかを判別する。
そのボタンをコントロールしているプログラムに信号を送って、押されたということを認識させる。」
といった、想定される処理を全て自分でプログラミングしなければいけません。
以上のように基本的な処理については、APIを利用することで、簡単に設定できるようになります。
APIは事前に作られた「プログラミングを簡単にするための基本的なツール」
または「よく使う処理用の関数群」ということです。