「リッチコンテンツ」とは、
静的なテキストや静止画像だけでなく、
動的な映像やアニメーション、CG、音声を利用した、表現豊かなコンテンツのことです。
(参照:リッチクライアント用語辞典)
リッチコンテンツは、動きや音など五感を刺激する
総合的な表現ができるため、インパクトが強く、
文章では伝えるのが難しかった複雑な仕組みのサービスや
他社との差別化の難しい商品、口や文章で説明するのは難しい商品も、
わかりやすく解説することが出来ます。
近年では、ウェブサイトやプレゼンテーション、
IRや採用活動など、さまざまな場面でリッチコンテンツが利用されるようになりました。
リッチコンテンツが普及した背景には、
日本のインターネット通信環境の向上があげられます。
通信環境がより高速化・大容量化、
つまりリッチ化していったことにより、インターネットを介して
動画投稿サイトや音楽・音声、映像、ゲームソフト等の様々なデジタルコンテンツや情報に、
容易にアクセスできる環境になりました。
しかしリッチコンテンツの1つでもあるFlashは、
検索エンジンにサイト内の情報をインデックスされにくい構造のため、
一時期流行したフルフラッシュサイト(全てFlashで構築されたサイト)は
SEOが注目されるにつれ、減少傾向にありました。
しかし、テキストばかりでは直感性やインタラクティブさに欠けるため、
サイトに豊かな表現力を持たせつつ、
ユーザーにも検索エンジンにも、親和性の高いサイトを構築することが求められています。
また現在は、スマートフォンやタブレットなどモバイルでも大容量データの閲覧が容易になり、
ソーシャルメディアでもYouTubeやニコニコ動画などが人気となっている近年、
ウェブ上の様々なコンテンツや、ウェブにつながったデバイスにおいて、
動画をはじめとしたリッチコンテンツを見ることは、
もはやユーザーにとって特別なことではありません。
リッチコンテンツを作成する際は、
ユーザの環境によっては、Flashなどの動的な処理をしているコンテンツは
表示が遅延したり、表示できない場合もあるので注意が必要です。