皆さんこんにちは、これからライフエスコート通信は弊社社員で交代しながら、お役立ち情報や旬の情報をお伝えしていきたいと思います。今回は、ライフエスコートの代表である私、多賀井がWebサイトの分析ツール「グーグルアナリティクス」の解析でわかることを、Webが苦手というおじいちゃん社員にもわかりやすいようにご紹介していきたいと思います。
さて、Webサイトの作成、更新は一般的になり、複数のサイトを運営している企業様も増えていらっしゃいます。しかし、「月間アクセス数は何百万アクセスあるんだ!」という方はいらっしゃっても、どのくらいの人がそのページを開いてすぐに帰ってしまうかという直帰率や、どのページから他のサイトに行ってしまうかという離脱率、そしてどのキーワードで入ってきた人が購入に繋がっているかというコンバージョンキーワードなどを正確に把握されている方はまだまだ少ないように思います。
しかし、このグーグルアナリティスがあれば、そういった小難しい分析も一目瞭然!苦手な方も是非ご一読ください。
☆高機能なのに無料で使えるグーグルアナリティクスとは☆
グーグルアナリティクとは、グーグルが提供する、高機能な無料アクセス解析ツールです。グーグルのアカウントを取得すれば、誰でも月間アクセス500万ページビューまで無料で利用することができる優れものです。また、グーグルが提供しているキーワード広告「アドワーズ広告」を利用していれば、アドワーズ広告の管理画面から直接グーグルアナリティクスを利用でき、アドワーズ広告の費用対効果も簡単に計測できます。
なぜ、グーグルアナリティクスが優れものかというと、世界の大規模サイトに導入実績のある高機能アクセス解析ツール、Urchin(アーチン)というものをベースにしていて、ネットビジネスの効率化に必要な広告効果の測定、ユーザーのサイト内での移動履歴の確認、検索キーワード解析といった、重要なデータを取得することができるからです。
☆あなたは全部答えられますか?アクセス解析からわかること☆
あなたは自分のサイトについて、これらの質問に正確に答えることはできますか?
□ホームページの訪問数や訪問者が何ページ見ているか?□どのページが人気なのか、また不人気なのか?
□訪問者はどこからアクセスして来たのか?
□どのようなキーワードで検索してたどり着いたのか?
□売り上げに繋がる検索キーワードは何か?
□訪問者が逃げている場所はどこか?
いかがでしょうか?正直、全部答えられる方は少ないと思います。アクセス解析はあくまでも過去データにすぎませんが、自分が仕掛けた結果を数字で知ることができます。また、それにひもづいて仮説検証することができます。「なんとなくアクセスが増えていた」と言ってしまうような方には、グーグルアナリティクスなど必要ないとも言えます。
☆グーグルアナリティクスを活用する7ステップ☆
【準備】アクセス解析を読み取る基礎用語をマスターしよう
【1】グーグルアナリティクスを実際つかってみよう。
↓
【2】ホームページの訪問数や何ページ見ているか?
↓
【3】どのページに人気があるのか、または不人気なのか?
↓
【4】訪問者はどこからアクセスして来たのか?
↓
【5】どのようなキーワードで検索してたどり着いたのか?
↓
【6】訪問者が逃げている場所はどこか?
↓
【7】売上に繋がる検索キーワードは何か?
私も初めは、このグーグルアナリティクスを使ったアクセス解析が苦手でした。その理由は取っつきにくい専門用語、バージョンアップにつぐバージョンアップ、新機能の追加などなどによります。
皆様もまずは、毎日管理画面にアクセスして”今日は何人”の方がWebサイトに来てくれたかを確認してみてください。貯金と一緒で数字が上がっているのをみると非常に楽しみになってきます。
【準備】アクセス解析を読み取る最低限の基礎用語をマスターしよう
アクセス解析の画面をみるとまず思うのが、画面に出ている用語がわからないということ。毎回調べてもしばらくすると忘れてしまう…この悪循環がさらにアクセス解析を画面からあなたを遠ざけてしまいます。まずは、是非お手元においてアクセス解析の画面を見てみて下さい!
1:ユニーク ユーザー数 (UU数)
指定した期間(例10月1日~12月31日)にサイトにアクセスしたユーザーの数です(同じユーザーは その期間1 回だけカウントされます)。
2:ページビュー数 (PV数)
ページビューはブラウザに読み込まれるWebページで、ページビュー数はWebページが閲覧された合計ページ数です。同じページが繰り返し表示された場合も集計されます。
3:セッション
セッションとは、ユーザーがサイトを訪れてから、ページ離脱するまでの一連の流れをまとめた単位です。
特定期間(初期値30分)内に、ユーザーが次の行動を起こさなかった場合、離脱したとみなされます。
※セッションのカウントと離脱例
ページを開いたまま30分以上経過・・・セッション終了(セッション数:1)
別のサイトに移動後、30分以内に、戻ってきた場合・・・セッション継続(セッ
ション数:1)
別のサイトに、移動後、30分以上経過後、戻ってきた場合・・・セッション数:2
4:直帰率
Webサイトに訪問した人が、入口となった最初の1ページ目だけを見て、サイト内の他のページに移動せずにサイトから離脱(ブラウザを閉じたり、他のサイトに移動してそのサイトを退出すること)してしまう割合です。
低ければ低いほどいいです。なぜ直帰してしまうかと言いますと、ユーザーがある悩みごとを抱え、調べたいキーワードで検索してたどり着いたページに欲しい情報がなかったといえます。
5:離脱率
Webサイトに訪問した人が、目的のページにたどり着き、他のページに移動しましたが、最終目的(資料請求・商品購入)に至らなかった割合です。ここも低ければ低いほどいいです。主な離脱ページは、買い物カゴに入れた状態(カゴ落ち)で離脱しているケースが多いです。途中で買い物をやめてしまったケースです。ここの対策をするだけで売り上げが20%以上増える事例も多く専門業者もいます。
7:検索トラフィック(検索エンジン)
『どの検索エンジン(Google・Yahoo!)からのアクセスが多いか』という分析結果を確認することができます。
8:検索キーワード『アクセス者のなかで、検索エンジンを使用した方はどのようなキーワードで検索していたか。また、そのキーワードごとの検索回数は』という分析結果を確認することができます。
9:参照元(リンク元)
『どのホームページからのアクセスが多いか』という分析結果を確認することができます。
10:ノーリファラー
そのページにアクセスさせるに至った元のページのURLのことを指します。ノーリファラーとは、そのページにアクセスさせた元のページが無い、 つまりお気に入りや、URLを直接入力して頂いて、サイトを訪れた場合を指します。
11:コンバージョン/コンバージョン率
コンバージョン(Conversion)とは直訳すると「転換」となりますが、サイト訪問者を実際に目的(購買、資料請求、お問い合わせ、会員登録)に結びつけることを指します。
【1】グーグルアナリティクスを実際つかってみよう。
基本操作として、まずはアクセス解析をしたい日程の設定です。自分の集計したい時期を設定してください。
左サイドに大きなカテゴリーとしてユーザー、トラフィック、コンテンツ、コンバージョンがあります。各項目をクリックするとサマリーが表示されます。
実はここの4つのサマリー(まとめ)を見るだけでも十分Webサイトのアクセス内訳がわかります。では順を追ってご説明します
。
【2】ホームページの訪問数や何ページ見ているか?
訪問数は、一人あたり何ページみているかは→トラフィックサマリー
【3】どのページに人気があるのか、または不人気なのか?
トラフィック→ページ
【4】訪問者はどこからアクセスして来たのか?
トラフィック →参照トラフィック
【5】どのようなキーワードで検索してたどり着いたのか?
トラフィック→検索サマリー
【6】訪問者が逃げている場所はどこか?
トラフィック→離脱ページ
【7】売り上げに繋がる検索キーワードは何か?
トラフィック→オーガニック検索→eコマース
いかがでしたでしょうか?グーグルアナリティクスのご紹介!
わかりやすくお伝えしようと思いましたが、やはり用語説明が多くなってしまいました。もっともっと高度な解析が可能ですが、いったんここで終わらせて頂きます。
最後に、グーグルアナリティクスとは、少しずれてしまいますが、覚えておいて損はない、役立つ用語をご紹介します。それは、「FTP」というものです。FTPとは、File Transfer Protocol(ファイル・トランスファー・プロトコル)の略で、日本語に訳すと「ファイル転送プロトコル」となります。簡単にいいますと自分の目の前にあるマシンから遠く離れた場所にあるマシンにファイルを送り込んだり、その逆に遠く離れた場所にあるマシンからファイルをコピーするための仕組みです。
主な利用目的は、ホームページ作成で「自分のパソコンで作ったデータをサーバに届ける」方法の代表的なものが「FTP」です。
編集後記
グーグルアナリティクスは奥が深いです、グーグルはこのツールを普及させるために、認定プログラムを実施させ、試験に合格した人をグーグルのホームページに掲載し認定者とより詳しく知りたい人をマッチングまでしているようです。グーグルファンの私も今その試験に向けて勉強中です。英語力が私の欠点かもしれません。ではまた次回よろしくお願いします。
作成者 多賀井 隆之
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
株式会社 ライフエスコート
東京港区芝1-14-11 芝明月ビル6F
TEL:03-5765-6960
FAX:03-3452-0966
Email:info@life-escort.co.jp
平日 9:30~18:30
ホームページ:http://life-escort.co.jp/
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
この記事を読んだ人はこちらの記事もおススメです
- 今さら聞けない「WEB用語集」【ログール】
- 今さら聞けない「WEB用語集」【グーグルアナリティクス】
- 今さら聞けない「WEB用語集」【query-independent(クエリインデペンデント)】
- 今さら聞けない「WEB用語集」【SERPs】
- 今さら聞けない「WEB用語集」【トラフィック】
[…] 【5号】貯金と一緒!数字が上がっているのを見ると楽しくて仕方がない! […]