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【LE通信26号】WEB制作での対応ブラウザについて忘れてませんか?

下の図をご覧ください。
これは2013年4月の世界のブラウザ比率です。



MicrosoftのInternetExplorerが半分以上を占めています。
次にFirefoxとChromeと続きます。ただし、近年増えてきているのはChromeです。
InternetExplorerは少しずつシェアを落としています。次期Windowsでは初めに選択できるブラウザをユーザー自身で選択できるようになるとの情報もあるようです。

さらにバージョン別で見てみましょう。

InternetExplorer 9.0が約33%、Chrome25.0が約18%

次にInternetExplorer 8.0が15%くらいですね。
これはWindowsXPで使用している人が多いせいでしょう。
(WindowsXPではIE9、IE10はインストールすることができません)

FireFox19.0も約12%ですね。


これからが本題です。

これだけ、様々なブラウザがあるにもかかわらずWEBシステムでの要件定義書には

対応ブラウザは、InternetExplorer○○以上及びFireFox○○.○以上
とだけの記載であることが多々あります。
(要件定義とはシステム開発の前の大まかな取り決めなどを記載した書類です)

大半が、この状態のままシステムの内容やデザインが決まっていき制作が行われ、
発注元も納品されたシステムをチェックして納品が行われます。

その後、しばらくして開発元にクレームの連絡がきます。

内容は、『上手く動作しない箇所がある』という内容で該当箇所を調査しますが、
正常に動いており問題もありません。

その後のやり取りで原因はブラウザが要件外で動かないということでした。

その後、要件外の対応なので有料対応になるのか、
当然含まれているはずの対応なので無償対応になるかが問題となります。

では、こういったことを防ぐにはどうすればいいのでしょうか。
いくつかご紹介したいと思います。

1.初めに対応させるブラウザについて決めておく。

決めるのは使うユーザーが決まっている部分決まっていない部分についてです。

決まっている管理画面などは、社内共通のブラウザがある場合にはそれだけを対象にします。
決まっていない部分、例えばショッピングサイトの商品画面、カート画面などです。

この部分については、それまでのGoogle Analyticsなどのアクセス解析の結果があれば、
それを元に上位を占めるブラウザを限定して対応とします。

ここで、重要なのは対応ブラウザの数を増やしすぎないことです。

このように必要なブラウザのみの対応にすることによって、
開発元はブラウザを限定することで工数を減らす事ができ見積もりの減額に反映させることができます。

2.納品後の対応についても決めておく。

納品後もブラウザのバージョンは上がっていきますし、
別のブラウザのシェアが大きくなり対応が必要になることもあります。

その時の対応については、はっきりと決めて置いたほうが後々もめごとにならないはずです。

上記2点は当たり前のようですが、
あまり重要視されずに後から問題となることが多いです。


では、そもそもブラウザが違うということは、
見積額を変えてしまうほどの事なのでしょうか?

少しだけ説明したいと思います。

それは、ブラウザ毎に動作、表示、制限事項が違うからなのです。

今は、ほとんど使われていないInternetExplorer 6などはWEB業界では非常に嫌われた存在で、
『InternetExplorer 6だけで動かない』、『InternetExplorer 6だけ表示がおかしい』
などの問題がよく起こっていました。

そのInternetExplorer 6が無くなってきた今でも
ブラウザによっては動かないということは多々あるそうです。

現に某有名プロバイダの会員向けログインページでは、
正しいIDとPWを入力してもログインできず、

サポートセンターに連絡したところ、
『chromeでは動作しません。ほかのブラウザでお試しください』
ときっぱりと言われてしまいました。

ホームページやWEBシステムが実際に設置されているサーバーから送られてくる情報は同じでも、
その情報をどのように表示、動作させるかについては各ブラウザで異なるものなのです。

しかも同じ名前でもバージョンが大きく違えば挙動も変わります。

表示についてもInternetExplorer 6とInternetExplorer 7、
InternetExplorer 8で同じページでもご覧のとおりです。



 

 

 

 

 

 


こういった理由により、対応ブラウザを増やせば制作会社の負担は増え、
当然見積もり金額は増えるということです。

納品後に要件外のブラウザに対応させる事が大変なことも知っておくべきです。

今後も目が離せないブラウザシェア争い、
制作を依頼するほうもされるほうも注意が必要でしょう。

ライフエスコートでは、制作前にお客様に対応ブラウザについて
しっかりお伺いして決めます。


その後の保守での対応も有料になることもございますが、
柔軟で迅速な対応をしております。

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