個人情報保護士(こじんじょうほうほごし)とは、
財団法人全日本情報学習振興協会が設けている民間資格の称号です。
※財団法人全日本情報学習振興協会( http://joho-gakushu.or.jp/ )
近年急速なIT化が進み、国際的にデータのやり取りがなされている中、
個人情報の取り扱いが原因で個人の権利や利益が脅かされたり、
個人情報の取り扱いに対する不安の声が出てきました。
そこで2005年4月1日より完全施行された「個人情報保護法」に伴い、
個人情報が正しく理解されているか、安全に取り扱うことができるか、
仕事をするうえで個人情報を有効に活用したり、
管理や運用が行えるかといった能力を見極めるため、
財団法人全日本情報学習振興協会が主催する
「個人情報保護士認定試験」に合格した者を「個人情報保護士」と呼びます。
この「個人情報保護士」を取得することで、
例えば契約書の中に「わが社はお客様や従業員に関する個人情報の保護がキチンとできますよ」
という文言をきちんと入れているか否かをチェックしたり、
アンケートを実施したり、ホームページからの問い合わせを受け付けるときにも、
個人情報保護に関する方針を記載する必要があります。
また社内でお客様の情報や従業員の情報を管理するための方法論についても、
個人情報保護法制定以来検討する必要性がどの会社でも出てきました。
そんなときに対策ができる社員として、
「個人情報保護士」を取得している社員は重宝されます。
一般企業では法務やコンプライアンス関連部門の担当者に限らず、
管理職者や一般社員、新入社員に至るまで幅広く取得されています。
また、コンサルタントや弁護士・行政書士等、独立して事業を行う個人や、
自身のスキルアップのために受験する者も年々増えてきています。
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