「らくらくフォン」とは、50代以上の高齢者層をターゲットにした簡単に扱える
携帯電話端末のことです。
高機能を搭載している携帯電話とは異なり、
高齢者の方にも使いやすい様、難しい機能、
到底使わないだろうという機能を失くした端末になります。
1999年10月にNTTドコモから発売されており、
パナソニックにより製造されています。
(2代目以降は富士通によって、一年ごとにモデルチェンジをしています)
通常の携帯電話と違う点は、誰でもわかりやすく扱えることにあり、
具体的には以下の様な仕様です。
・ワンタッチで電話を掛けられるボタンが付いている。
・ディスプレイの文字サイズが大きくて見やすい。
・ボタンが大きくて押しやすい。
・歩数計が付いている。
・メール等の文章を読み上げる機能が付いている。
・騒音がひどい場所でも相手の声が聞き取りやすい機能が付いている。
(あくまで例です。すべての機種に付いている機能ではありません。)
ここ最近のらくらくホンではカメラ、おサイフケータイ、着うた、ワンセグなどの
機能も付いており、もはや普通の携帯電話と変わらないことに疑問の声を投げかける人も少なくありません。
最新のらくらくホンはスマートフォンにもなっており、
今までの操作と同じように簡単に扱えるようになっています。
らくらくスマートフォンと呼ばれる本端末は、
通常のAndroid端末ならば、アプリのダウンロードなどのために
グーグルアカウントの設定が必要になります。
ですが、らくらくスマートフォンではその必要がありません(グーグルアカウントの設定が出来ない為)。
また、アプリケーションの利用はSPモードメールや
iチャネルなどのドコモの指定する物のみが前提で
GooglePlayからアプリケーションのダウンロード、利用は出来ず、マップやGmailの利用も出来ません。
スマートフォン初心者に向けた機種になっています。
らくらくホンが世に出て13年が経過しました。
そのシリーズ累計販売台数は2000万台以上にも及ぶとのことで、
簡単かつシンプルなデザインには世界も注目しています。