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【LE通信10号】伝えにくい色の情報をどう伝える!?

コールセンターではお客様から、
「スギブラウンって、どんな色?」
というお問合せを頂くことも少なくありません。

特にご年配のお客様にとって、カラー表示がアルファベットやカタカナ表示になっていますと、
どんなカラーなのか、イメージがしづらいようです。

 
そこで、今回のライフエスコート通信は、
色】に関するお話をご紹介させて頂きます。

眼はわたしたちの感覚器官、とくに五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)のうち、最も活躍している器官で、外界の情報の87%は視覚がうけとっているそうです。


【色の語源~いろということばのなりたち~】

「色」をたどることは、その国の生活文化をたどることと同じだといわれます。

「色」は色彩そのものとして現象するのではなく、必ず事物をともなってあらわれます。

だから、色の名称も風景や事物に託されることが多く、色の意味を追求すれば、
それを表現する生活や風習がそこにあらわれてきます。

日本の「色」をたずねることは、
日本人の生活や価値観や美意識をさぐる重要な手掛かりといえるようです。

日本語の「色」はもともと色彩の意味がなかったといわれています。

万葉集にもあるように「いろせ」とか「いろね」のように、
兄や姉のように使われたり、「いろも」のように恋するものの呼び名として使われていました。

だから、ひとを敬する、ひとを恋する言葉として使われていました。

それがだんだんと男女の交遊を意味したり、相手の女性の美しさをたたえる言葉となり、
さらに美しいものの一般的名称として拡大され、その美しさが色鮮やかさにつながって、
色彩そのものを指すようになっていったといわれているそうです。


【どんな色?】

コールセンターでは、お客様から「この靴は、どんな色なの?」というお問合わせを頂きます。

 特にお問合わせの多い色は、

●女性のお客様 → スギブラウン、バーガンディ等

●男性のお客様 → キャメル、モカブラウン等

 

女性のお客様から、スギブラウンの色についてのお問合わせがございますと決まって、
「もう年齢的に明る過ぎる色は、ちょっと抵抗がある…」という言葉を耳にします。

お客様にとっては、微妙な色のトーンの違いが気になられるようです。

広告の写真だけではなく、実際に電話にてどんな色なのか確かめられたいのですね。

そこで鮮やかな赤ではなく、赤をくすませたような「赤レンガのような色です」と統一性のある表現でお伝えし、スタッフによって偏った表現にならないようにしております。

また、ガンメタリックやブロンズといった色もイメージしづらい色のようです。

ガンメタリックは、光沢感のあるグレー系の色(シルバーに近い色)、
ブロンズは、光沢感のある茶系の色(ゴールドをくすませたような色)

とイメージしやすいようお伝えしています。


【広告の影響力】

お客様は、週刊誌・新聞等のあらゆる広告をご覧になられ、お電話をなさいます。

広告から受ける影響は、多大です。


特に新しい広告をご覧になられ、お電話をなさるお客様からは、
「このNEWカラーの靴が欲しいの!」というお話から
会話がスタートすることも少なくありません。

【NEW】や【新色】といったキーワードは、とても強い印象を与えるようで、電話口から、お客様のとても興奮したご様子が感じ取れることも多々ございます。

その為、新色がご紹介されている新しい広告には、
新色のキャメルばかりにご注文が集中するということも記憶に新しいところです。

また、ご注文者様の多くは、比較的ご年配の方が多い為、
カラー表示がPearlBeige、Ivory/Brown、MBR、CML、というようなアルファベット表示になりますと、戸惑われ電話口で言葉を詰まらせたり、
お手元に広告をお持ちでない場合は記憶が曖昧になられているお客様もおられます。

お客様にとって聞き慣れない色は、イメージがしづらいご様子ですので、
少しでもイメージが明確になるよう端的な言葉でお伝えするよう日々、心がけております。


今回のライフエスコート通信は、
コールセンターでの日常の些細な【色】に関するお話
をご紹介させて頂きました。

 

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