上司T 「●●さん、今週末までに会議の資料を作成してくれる?」
部下S 「了解いたしました。すぐに作成に取り掛かります!」
社内や社外の会話で、ごくごく普通にやりとりされているような会話ですね。
この会話の何がいけないの?と感じる方も多いでしょう。
残念ながら、この会話は完全に「NG」です。
本日は、普段社内・社外問わず、気軽に使ってしまいがちな
「3つのNGワード」をご紹介します。
●NGワードその1 「ご苦労様です」
アルバイトや会社の終業時、先に退社する上司に「ご苦労様です」と何気なく言っていませんか?
実はこのワード、、、目上の人(上司など)に使うのは失礼にあたるのです。(NG!)
「ご苦労様」という言葉は、目上の人が目下に使うねぎらいの言葉であり、
目下が目上の人に使うのは、失礼にあたります。
●NGワードその2 「お疲れ様です」
自分が先に会社を退社する場合、「お疲れ様でした」と何気なく言っていませんか?
「お疲れ様」はどんな相手にも使える便利な言葉ではありますが、実は、上記シーンで使うのは好ましくないと言われています。(NG!)
この文章を見て、なんで「お疲れ様」がいけないんだ!なんだか腑に落ちない!と思う方も非常に多いと思います。
社内でよく耳にする挨拶に「お疲れ様」という言葉は、常に見聞きする言葉であり、頻繁に使われている言葉だからです。
実は、この考え方に対しては、専門家でも意見が大きく分かれているそうです。
従来の日本は、目上の方を下のものが評価したり、ねぎらったりしてはいけないという考え方が強い。という風習でした。
なので、現代でも従来の価値観を重んじてる人は、やはり「お疲れ様」を目上に向かって発するべきではない!と考えている方が多いです。
それに対し一方で、国立国語研究所の人間の多くは、「お疲れ様」を目上に対して発する言い方として許容するべきだと考えられています・・・
結論としては、
あなたの上司や目上の方の中に「お疲れ様ですを上に対して言うことは失礼だ」と考えている人も多いと思います。
やはり、会社という「多用な考え方や、幅広い年齢層のいる組織」では、
「お先に失礼させていただきます」という言葉が、ベストです。
●NGワードその3 「了解しました」
仕事でも私生活でも、メールでも口頭でも使われている率が最も高い、意外と知られていないNGワード。「了解しました」
しまった!普段使ってしまっていた!っという人が一番多いワードではないでしょうか??
「了解」に「しました」をつけることで、丁寧語にはなりますが、
「了解」という自体に尊敬の意味が含まれていないため、実は「尊敬語」にはなりません。
なので、「了解しました」「すみません」という言葉を目上の人に対して使うのは、実は、失礼にあたります。
もちろん、この言葉を一切使用してはいけないというわけではありません。
仲の良い友達関係や、同僚・部下の関係では、何の問題もないかと思いますが、
お客様や目上の人には「かしこまりました」「承知いたしました」と言うようにしましょう。
ついつい日常の会話で使ってしまいそうな「返事」「お礼」「挨拶」などの言葉。
大人マナーとして「常識のある言葉」を日頃から使える習慣を是非心がけましょう!
次回は、意外と知らない人が多い
「役職と序列の役割」をご紹介します!