LTEとは、3.9Gと呼ばれる次世代携帯電話の通信規格の1つです。
(参照:ケータイ用語の基礎知識)
LTEは、“長期的進化”を意味する英語
「Long Term Evolution」の略称です。
第3世代(3G)携帯電話のデータを高速化した規格で、
第4世代(4G)への橋渡しという意味で「3.9G」(第3.9世代)とも呼ばれますが、
世界的には第4世代(4G)通信として扱われることが多いです。
LTEの特徴は、電波を使った携帯電話・モバイル通信の規格でありながら、
非常に高速なデータ通信が可能である、ということです。
ただし、技術的にはこれまでの3G携帯電話との互換性はあまり考慮されていないため、
端末や基地局は新たに対応製品に置き換えなければいけません。
回線速度は、下り(インターネットからの受信速度)100Mbps程度で、
3Gの10倍以上の通信速度です。
また、サービスを提供各社が同じ国際規格を導入、
端末および基地局の互換性が高められると見られています。
現状の問題点は、利用できるエリアが限定され、
サービス会社によってエリアも異なる点です。
また、カバーされているはずのエリアでも通信が安定しないこともあります。
LTEが不安定な時は、従来の3Gの通信方式に切り替わって対応しますが、注意が必要です。
また、LTEで高速通信が可能になったため、
以前より多くのデータが受信できるようになりました。
ただ、大抵の場合は、1カ月単位で通信量に制限があります。
現状は、7GBが上限の目安になることが多く、
それ以上は別料金になったり、通信が遅くなったりします。