オーガニック検索とは、検索エンジンがスポンサーの意向に左右されず、
自身のアルゴリズムに従って実行する検索のことです。
(参照:SEO対策研究所)
一般的に、検索結果の画面には、
検索エンジンに広告料を支払って掲載されているリスティング広告や、
ディレクトリなどに有料登録されたウェブサイトのリストなどが含まれています。
このような利害関係のあるリストを除いた、ウェブ上から集めてきたデータを
独自のアルゴリズムで順位付けした本来の検索結果の部分のことを
オーガニック検索(ナチュラル検索)と言います。
要するに、検索結果ページに表示されるもののうち、
検索連動型広告などの広告表示を除いた、いわゆる通常の検索結果の部分のことです。
GoogleやYahoo!JAPANなど通常の検索エンジンは、スポンサーによるリンクと
オーガニック検索の部分は明確に分離されて表示されますが、
検索エンジンの中にはオーガニック検索の中に有料リンクを混在させて、
両者が簡単には見分けられないような形で表示しているところもあります。
広告とオーガニック検索を区別する理由は、
広告の表示順位はお金で左右されるのに対して、
オーガニック検索におけるページの表示順位はお金では左右できず、
検索エンジンのアルゴリズム(計算の仕組み)によって決定されるためです。
例えば、Googleでは、PageRankを含めた200種類の情報をもとに、
オーガニック検索にどのページをどんな順序で表示させるのかを決定しているといわれています。
オーガニック検索は、SEOによってある程度順位の向上を図ることができます。
検索エンジンのランキングアルゴリズムによって、
URLをランキング付けしてリスト化できるのは、このオーガニック検索の部分ですので、
SEO対策とはこのオーガニック検索における表示順位を高めるための施策になります。
一方のリスティング広告枠は、キーワード毎の入札単価や
広告自体の品質を図る指標(品質スコア)などの要素によって
リアルタイムで表示順位が変動します。
また最近では、オーガニック検索の検索結果には、単なるページだけでなく、
場所情報を含めて地図と一緒に表示する情報や、
ビデオ、ニュース、画像、ミニブログのリアルタイム検索など、
さまざまな情報が表示されるようになってきており、
こういったオーガニック検索の表示のことを「ユニバーサル検索」と呼びます。