コンピュータウィルスとは
他人のコンピュータに勝手に入り込んで悪さをするプログラムのことを指します。
でたらめな画面表示をしたり、無意味な単語を羅列したり、
ディスクに保存されているファイルを破壊したりします。
コンピューターウィルスはインターネット上からダウンロードしたファイル、
他人から借りたデータファイルなどから通じて感染します。
また、最近ではe-mailを通じて感染するタイプのコンピューターウィルスもあります。
こういったコンピューターウィルスは、使用者側が全く気が付かないうちに感染し、
感染したことに気づかずにコンピュータを使用し続けると、他のコンピュータにウイルスを移す危険性もあります。
コンピュータウイルスには、大きく二つに分類することができます。
一つ目は「ブートセクタ感染型ウイルス」と呼ばれるもので、
ブートセクタ感染型ウイルスは、フロッピーディスクもしくはハードディスクのブートセクタやパーティションテーブルに感染します。
二つ目は「ファイル感染型ウイルス」と呼ばれるものです。
ファイル感染型ウイルスは、一般にプログラムファイル(拡張子がCOM、EXEなどのファイル)に感染します。
感染したプログラムファイルを実行してしまうと、感染したウイルスが実行され、
直接ほかのプログラムファイルに感染するかメモリに常駐します。
また、その後に実行されるプログラムファイルにも次々と感染していきます。
ウイルスに感染してしまったとわかった時には、
速やかに以下の手順で処理しましょう。
1)PC上のウイルス対策ソフトのウイルス定義ファイル(パターンファイル)を
最新版に更新します。
2)PCにつながっているネットワークケーブルを抜くか、
無線LANでネットワークにつながっている場合は、ワイヤレススイッチをオフにします。
3)ウイルス対策ソフトを使ってPCの中のウイルスチェックをします。
4)ウイルスが見つかった場合は、ウイルス対策ソフトに従って、ウイルスの駆除をします。
コンピューターウィルスの中にはしつこく居続けるものもあり、
この処理手順が完璧とまではいきませんが、
何もしないで放置してしまうとデータが盗まれるだけではなく、
被害が拡大してしまうのを防ぐためにも速やかに行動しましょう。