取引先の方とデータの受け渡しをする時、友人とデジカメで撮った写真を共有する時、あなたはどんな風にデータをやり取りしていますか？メールに添付したり、USBやCDなどのメモリーにコピーしたり、いろんなやり方があると思います。しかし、容量の問題や使っているパソコンなどの端末の問題で、時間がかかったり、データが上手く送信できなかったりした経験はありませんか？
そんなときに便利なのが「クラウド・コンピューティング」です。
今回は、「クラウド・コンピューティング」についてご紹介します！
●クラウド・コンピューティングとは？
「クラウド・コンピューティング」とは、簡単にいうと、写真や動画などのデータを自分のパソコンや携帯端末などではなく、インターネット上に保存する使い方、サービスのことです。自宅、会社、ネットカフェ、学校、図書館、外出先など、さまざまな環境のパソコンや携帯電話、スマートフォンからでもデータを閲覧、編集、アップロードすることができます。
（出典：富士ゼロックス「最近 よく聞く、「クラウド」ってなんですか？」）
●実はあなたももう使ってる？身近なクラウドサービス
「クラウド・コンピューティング」なんて聞くと、理解不能な横文字に見えてしまう人もいると思いますが、実は私たちの生活は、クラウドサービスに支えられているのです。身近なクラウドサービスというと、どんなものがあるのでしょうか？
■WEBメール
いちばんなじみがあるのは、hotmail、Gmail、Yahoo!メールなどのWEBメールです。 メールの送信、受信、保存などをインターネット上で行います。
■オンラインストレージサービス
宅ふぁいる便やfire storageなど、データ保管や受け渡しができるサービスです。メール添付では送れない大容量のファイルの受け渡しをしたり、社内や社外で写真を共有したり、とても便利なサービスです。
■You tubeやTwitter、オンラインゲーム
You tubeにアップされる動画や、Twitterでのつぶやきも、クラウド上に保存されています。つまり、動画を見るとき、つぶやきを読むとき、私たちはインターネット上のデータにアクセスしているのです。このようなサービスもクラウド・コンピューティングになります。
皆さんも一度は使ったことのあるサービスがあったでしょうか？このほかにも、私たちのまわりには、クラウド・コンピューティングを利用したサービスがたくさんあります。
●導入のメリット・デメリット
インターネット環境があれば、どこでもアクセスできて、データが保存出来て便利なクラウド・コンピューティング。最近では、企業でも取り入れられるようになりました。それでは、クラウド・コンピューティングを導入すると具体的にどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。一般的に言われているものを挙げてみましょう。
＜メリット＞
■どこからでもデータが見られる
自宅にいても、会社にいても、カフェにいても、電車の中からでも、パソコンや携帯電話、スマートフォンを使って、データを取りだしたり、編集したり、保存することができます。
■複数の人でかんたんにデータを共有できる
クラウド上にあるデータは、あなただけでなく他の人も使うことができます。また、ファイルの受け渡しのためにデータを圧縮する必要もありません。
■パソコンの容量が確保できる
オフィスファイルだけでなく、デジカメで撮った写真や動画など、容量の大きなデータもクラウド上に保存できます。「データが多すぎてパソコンの容量が…」という心配もなくなります。
■万一の場合に備えたデータ保管ができる
もし、端末が壊れてしまって電源もつかなくなってしまったとき、データを他で保存していなかったら取り出すのはとても難しくなります。でも、データをクラウド上に置いておけば、パソコンが壊れてもインターネットを使って大事なファイルをに取りだすことができます。
＜デメリット＞
■データ紛失の可能性がある
クラウドを管理するシステムに障害が起こったり、サービス自体が会社の都合で廃止になってしまったりすると、クラウド上に保管していたファイルやデータがなくなってしまいます。大切なものは、必ず自分の手元に保管しておきましょう。
■個人情報流出の可能性がある
使い方を一歩まちがえると、大切な情報が外にもれてしまう可能性があります。誤ってIDを共有したり、インターネットカフェなどでログアウトを忘れたりしないように気を付けましょう。
■通信環境がないと使えない
クラウド上のデータを利用するためには、インターネット環境が必要になります。通信手段がない状態では、データにアクセスすることができません。
デメリットを考えると、「データは手元に置いておくのが安心！」と思われるかもしれません。しかし、メリットを上手に受けられるよう、クラウド上と、自分の手元と、両方を使いこなして、データ保管することが一番です。サービスによって、さまざまなデータ管理をすることができるので、保管したいデータややり取りを行う相手の状況によってサービスを選んでくださいね。
いかがでしたでしょうか。
ライフエスコートでは、業務の効率化を図ったり、お客様とのデータのやり取りを迅速に進められるようクラウドサービス利用を推進しております。
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