イベントハンドラとは、JavaScriptで記述されたマウスの動きや
キーボードのクリックなどといった動作・操作に対して、
特定の処理を与えるための命令のことを指します。
分かりやすい例は、Webページ上のボタンをクリックした(=イベント)時に、
他のWebページに切り替わるという処理の実行や別ウィンドウを開く処理、
リンクの上にマウスポインタが乗った、またはボタンがクリックされた、
テキストボックスの内容が変更された、
フォームの内容が送信されようとすると
ユーザーが行う様々な操作に対して特定の処理を行わせます。
イベントの発生源となるボタンやリンクは、通常「オブジェクト」と呼びます。
イベントハンドラは、そのオブジェクトに対応するタグのイベント属性の値として記述されます。
(イベント属性とは、イベントの種類を表す属性のことを指します。
イベント属性には以下のようなものがあります)
●onBlur ・・・ページやフォーム要素からフォーカスが外れた時に発生
●onFocus・・・ページやフォーム要素にフォーカスが当たった時に発生
●onChange・・・フォーム要素の選択、入力内容が変更された時に発生
●onSelect・・・テキストが選択された時に発生
●onSelectStart・・・ページ内の要素が選択されようとした時に発生 ※IEのみ
などです。
例えばクリックイベントの場合は、
< input type="button" / >、< a >などのタグのonClick属性の値として
イベントハンドラが記述されます。
近年ではJavaScriptの用途が広範囲にわたり、複雑な処理が求められるようになってきました。
一つのHTMLに、数多くのjsファイルをロードすることもあります。
また、様々なアクションをページに組み込む場合には、
アクションの内容に応じて各々の人が分担して作ることもあります。
但し、以下のデメリットが挙げられますので注意が必要です。
●HTML要素内にJavaScriptコードがゴチャゴチャして、HTMLの見た目が悪くなりやすい。
●同じ要素に同じイベントハンドラを複数定義することができない。