4月1日消費税が5%→8%に!主要ネットショッピングモールの対応とは!?
昨年、国会にて法案が成立した消費税増税法はみなさんご存知かと思います。
2014年4月1日消費税が5%から8%、2015年10月には10%になるというものですね。
例えば、月に20万円消費している家庭なら、消費税が8%なら年間約7万2000円、10%であれば約12万円増えることになります。30万円消費している家庭であれば、より負担は増加します。
消費者はもちろん、商品・サービスを販売している側にとっても大問題となるこの法案。消費税が変わるということは、現行の商品価格が変わるということですから、それは販売する側にとっては一大イベントになってしまいますよね。
そんな今回はネットショップ運営の立場にスポットを当て、消費税増税の基礎知識・主要ショッピングモールの対策を簡単にご紹介いたします。
■消費税増税のタイミング
消費税率引き上げのタイミングは、2014年4月1日、厳密には4月1日0時0分に引き上げられます。
ネットショップにおいては、システムが自動的に2014年4月1日0時0分ちょうどに、「5%」から「8%」へ変更されない場合は、深夜に手動にて変更を行わなければならなくなります。
また、冒頭でお伝えしている通り、増税は段階的に引き上げられる可能性があり、「2015年10月には10%になる予定」と報道されています。
仮に、増税対応を手動で行わないといけないシステムの場合は、増税時の膨大な作業を2度も行う必要があることを理解しておいてください。
■消費税増税UPの猶予?消費税転換法とは
消費税が3%から5%に上がった1997年当時、その消費税額を適正に転嫁できた中小企業は50%に過ぎなかったそうです。今回の消費増税で同じことが起きないよう、けん制の意味も込めて「消費税転嫁法」と言うものが出来ました。(2017年3月31日まで施行されます。)
この法案では、以下の2点が重要な項目です。
・商品の税抜き価格での表示が可能になる
税抜き価格での表示は元々店舗側の負担軽を目的としていますが、実際には店舗側・顧客側に混乱を招くおそれがあるとの見方もあります。
・「消費税還元セール」など、消費税と関連がある広告表現は禁止。
一見、消費者にとってはありがたいと思われる「消費税還元セール」ですが、中小の納入業者が大企業から消費税分の価格上乗せを拒否される「下請けいじめ」の防止を目的としています。
【各モールの消費税対策について】
実際に主要なショッピングモールではどのような対応を予定しているのでしょうか。
1月17日時点での各モールの対応予定を一部ご紹介させていただきます。
■Amazon.co.jp
・現状の表記は税込表記のみとなっており、2014年4月1日の消費税増税に伴うAmazon.co.jpにおける価格表示につきましても、従来どおり、消費税込の表示を採用します。
・Amazon.co.jpでの一括変更は行いませんので、あらかじめご了承ください。
・4月1日以降に出荷された注文(出荷通知を送信した注文)に対しては、新税率8%が適用されます。ただし、注文金額は注文確定時(購入者が注文を入れた時点)の金額から変更できない点にご注意ください。
※規約より抜粋
■楽天市場
・新税率の適用タイミングが店舗様や商品毎に異なることが予想されますので、楽天による一括変更などはいたしません。店舗様ご自身で変更時期を決定し、消費税率を変更してください。
・税別表記も税込価格も個別に対応が可能です。
例:1,990円(税別)
1,990円(税込)
・税込みで登録されている商品の販売価格は、店舗全体の消費税設定変更を実施してもその商品に対しての消費税率は反映されません。
各自、出荷・発送タイミングに合わせて、新税率での税込価格への修正が必要となります。
・ショップからの出荷・発送タイミングが2014年4月1日以降となる商品については、2014年3月31日以前の注文であっても、新税率が適用される場合があります。
※サポートニュースより抜粋
(画像参照元:楽天サポートニュースhttps://mainmenu.rms.rakuten.co.jp/auth/index.phtml?params=info_b/20140109_01.html&s=¶m2=2 ※楽天RMSへのログインが必要です。)
■Yahooショッピング
・商品データベースに「税抜価格」追加
※2014年2月末実装予定
・「定価」「通常販売価格」「特価」の入力に「税抜価格」が選択できるようになります。
・「税込価格のみ(現状と変更なし)」の入力方式も継続します。
・「税抜価格(新)」または「税込価格(現状と変更なし)」のいずれかを任意で選択可能です(随時変更可能です)。
・選択はストア単位となります(商品単位での設定はできません)。
※yahooストアインフォメーションより抜粋
いかがでしょうか?
消費税増税に伴う苦労は各モール、各ショップにとっては非常に面倒な作業となることは必至です。また、消費者の財布のヒモは一層硬くなり、売り上げ低下も危ぶまれます。
と言うことは、如何にして商品・サービスの見せ方に工夫ができるか、店舗運営の手腕が問われてきます。
ライフエスコートでは、消費税増税に関するシステムの対応を10万円から請け負っております。直前で慌ててしまわないためにも、ぜひ一度ご相談ください。
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