オーディエンスターゲティングとは、
サイトのオーディエンス(閲覧者)に応じて最適な広告を表示する
インターネット広告の新手法のことを指します。
この「オーディエンスターゲティング」は
既に使われている「行動ターゲティング」
という手法を発展させたものです。
「行動ターゲティング」とは、単独のウェブサイト内での行動履歴に基づいて、
「パソコン関連のニュースをよく見る人にパソコンの広告を表示する」
などの最適化を実施します。
「オーディエンスターゲティング」は、
複数のウェブサイトにおける行動履歴を横断的に収集し、
これに基づいた最適な広告を表示します。
この「オーディエンスターゲティング」という仕組みによって、
特定分野の情報が中心の小規模サイトであっても、
その分野以外に興味がある閲覧者を狙って広告を表示でき、
広告の費用対効果がより高まると期待できます。
例えば、
●「富裕層向け資産運用サービスのサイトを見た人に高級外車の広告を表示する」
●「ギャンブル情報サイトをよく見ている人にカードローンの広告を表示する」
といったことも効果も期待できます。
ただし、行動履歴が様々なサイトで共有されることを
プライバシー侵害と見なす閲覧者もおり、
クッキーを無効にするなどして対策を講じる人出てくるであろうことから、
広告主側にとって効果を得られなくなる可能性もあります。