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WEB用語集

         

今さら聞けない「WEB用語集」【ベストエフォート】

ベストエフォートとは
ネットワークの通信形態のひとつで、ネット回線の通信速度を保証せず
回線の混雑状況を反映させた通信速度でサービスを行う形態のことです。

速度の保証やコントロールを行わないため、
回線の混雑などにより通信速度が遅くなってしまうことがあります。

例えば、
「光回線やADSL回線を利用したインターネット接続サービスにおいて
最大限の努力 (ベストエフォート) は行いますが、
基地局との距離や同時接続するユーザ数などの状況によって、
通信速度の低下が起こったり、場合によっては
通信不可となってしまうことがあります」
というものです。

料金の安いサービスなどの場合には、ベストエフォート型が多いようです。

ベストエフォートは「最善の努力」
といった意味の英語【best effort】が語源です。

「性能や品質は保証しないけれど、可能な限り最大限努力します」
といった意味からきています。

ベストエフォートという言葉が
国内で一般に広く使われるようになったのは、1996年以降です。

昔からある普通の英語表現でしたが、この年に始まった
インターネット接続サービス「OCN」の仕様を説明するために
NTT(当時)が用いました。

使える速度は同時に通信しているユーザー数に左右されるため、
ベストの状況であれば1人で最大速度が使えますが、
「常にベストな速度であるとは保証しません」
という説明を行うためです。

これに対し通信速度を一定以上に保ち、
常に通信ができることを保証してくれるネットワークサービスを
『ギャランティ型』と言います。

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