第一印象が決まる時間は、6秒~10秒といわれます。
なお人間が外部から得る情報の八割程度は視覚から得ていると言われているほど、その存在は大きいものです。
下記画像を見比べてみて、どちらの方が食欲をそそられるでしょうか?
左側がおいしそうに見えた人、右側がおいしそうに見えた人、この率直な意見が第一印象となります。
第一印象でネガティブな印象をもたれてしまうと、(上記画像で言えば、たとえ本当は美味しいケーキだとしても)その後は、そのイメージに流されてしまいがちです。
そこで、今回は私達がお客様に第一印象が良くなるよう撮影現場で気をつけている事の一つである
【イメージ】についてご紹介したいと思います。
★イメージの種類
イメージには、
・五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)と直接結びついたもの
・感情や価値と結びついたもの
・他の概念やことばと結びついたもの
があります。
私たちは、音楽を聴いてその曲調を「明るい」とか「暗い」と思ったりしますよね。
明暗は視覚に対する感覚になるわけですが、聴覚への刺激が視覚的な印象を連想させ、
音楽のイメージを作っているのが良い例になります。
このように、明るい×暗い、暖かい×冷たい、硬い×軟らかい、など、五感と結びついたイメージは、
比較的多くの人と共通することが多く、また他の感情や概念へと展開される基本のイメージとなるのです。
うれしい、好き、悲しい、美しいなどの感情や価値感は、男性的×女性的、人口×自然などの概念は、
本来造形的な要素と直接関係のないことですが経験や記憶などによる連想を元にさまざまなイメージへとつながっていくのです。
イメージの方向性は大きく2つに区分することができ、元となる印象を強調することができるのです。
また、異なったイメージをもつ要素を構成すると、意外性の表現につながっていったりもするのです。
直線的な形態、青系の色や暗い色合いの色、光沢感のある素材感は、硬さや冷たさを連想させる点でイメージが近似しています。一方、曲線的な形態、赤・黄などの色や明るい色合いの無光沢の素材感は、軟らかさと暖かさを連想させる点で近似したイメージをもっています。
★色彩とイメージ
色彩は、造形要素の中でもっともイメージの想像がしやすい要素であり、
他の感覚との関連や、社会や文化の中で形成されたさまざまなイメージとの関連もご存知かと思います。
デザインにおいて、色彩がイメージの大きな方向性を決めることが多いです。
また形や素材に適合した色彩は、人々に受け入れられる事が多いのです。
上図
軽×重の比較画像
★色彩の感情効果
色彩で喚起するイメージの中には、人として普遍的な物と、生まれ育った社会や習慣、時代などの環境に左右されるものとがあります。
暖×寒/軽×重/硬×軟/強×弱/陽気×陰気/派手×地味
等を色彩で感情効果を出すことが可能です。
★トーンのイメージ
左の図をご覧下さい。
トーンの明度感(色の明るさ)や彩度感(色の鮮やかさ)が作り出すイメージによる分類です。
★色の連想
私たちはあるものから共通要素や類似感を見いだし、別のものを連想したりしますよね。
造形要素の中で色彩はとりわけさまざまなものを連想しやすいです。
色の連想の他に象徴とされている色も私達が暮らしている中では様々あります。
例えば西欧のキリスト教文化の中で色が象徴として使われているのですが、
その代表的な例は「黄」がキリストを裏切った弟子ユダの着衣の色と結びつけられ「裏切り」「狡猾」などの象徴として忌み嫌われております。
しかし、西欧で忌まわしいとされる「黄」は中国の古くからの思想の中ではもっとも尊い色としてとらえられているのです。
このように文化によって色の象徴は異なり、ある文化ではよい意味で使われる色が別の文化では忌まわしい色としてとらえられることもあるのです。
ですから、企業が海外へ進出する場合、進出先の国でどんな色が悪いイメージ(カウンターイメージ)をもっているかを充分調査していかなければならないのです。
調査をしなければ企業のシンボルカラーや商品のパッケージの色のイメージがそのまま悪いイメージをあたえてしまいかねません。
★ファッションイメージ別デザイン
ファッションではシーズンのメッセージを打ち出すために、コンセプトの確立、トレンド・テーマの設定をしております。そこでどのような美意識をもった女性像を表現するのかというファッションイメージの分類が必要になってくるのです。
●主にファッションイメージは左図のように大きく8種類+オケージョンに分類されます。
1.伝統的クラシック
2.優雅で上品なエレガント
3.甘く夢のあるロマンティック・フェミニン
4.前衛的なアバンギャルド
5.民族的なフォークロア・エスニック
6.活動的なスポーティブ
7.メンズライクなマニッシュ
8.現代的、都会的なソフィスティケート・モダン
●オケージョン(時、場合、機会)による分類
「オン」
オフィス訪問、冠婚葬祭などのフォーマルの場において社会的立場や、
その場にふさわしい装いであることを意識した装いを指します。
「オフ(プライベート)」
自由に自己主張したおしゃれを楽しむ事の出来るドレス・ダウンした装いを指します。
「シンプル(機能的)」
活動的でシャープな印象の装いを指します。
「デコラティブ(装飾的)」
フリルやギャザー やレース、刺繍などの、手工芸的な要素を加えた装いを指します。
実際の現場では他にも様々なことに注意を払いながら、イメージ作成を行っております。
いかにして商品の見せ方、イメージ作りに工夫ができるか、他のサイトと差別化が出来るかが重要となってきます。しかし、自ら撮影をして画像を一から作成すると、納得のいくものが出来上がるまでにとても苦労されることでしょう。
弊社には、撮影、イメージ作成のノウハウを持ったスタッフがおります。
商品の撮影、イメージ画像の作成に置いてご相談いただければ御依頼者様のお悩みを解決致します。
ご興味を持たれた方は是非下記までご連絡ください。
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株式会社 ライフエスコート
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