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【LE通信47号】変化し続けるネットショッピングの「今」

昨今、ネットショッピングでの購入の在り方が多様に変化してきているのはご存じでしょうか。

ただ欲しいものを検索して購入する、これが常識ではなくなりつつあります。

では、実際のところどういった方法でみなさんネットショッピングを利用しているのか、

今回は多様化するネットショッピングの利用方法をご紹介いたします。

 

【実物を見てスマホから買う!?ショールーミングとは!?】

インターネットで商品を購入する前に実店舗に行き、現物を見て確かめる、

ショールーミング」という消費行動が現在非常に盛んになってきています。

少し前まで、消費者はパソコンを使ってAmazonや楽天市場で買い物をしていました。

しかし、今ではスマホを持っており、実店舗にいながらその場でネットショッピングができます。

ショールーミングという行為自体は、スマホの普及以前、
PCの時代から存在しており、そんなに新しいものではありません。

店舗に行って商品を確かめ、家に帰ってからネットで検索、安ければその場で購入するという行動です。

これはまるで小売店の通路が、ネットショップの商品棚につながっている状況だと言えます。

このように店頭で実際に商品を確認、価格の安いショップをオンライン上にて確認し購入する

といったケースが非常に増えているのです。

これにより小売店業界を脅かし始めています。

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インターネットの普及により、ECサイトやショッピング比較サイト、オークションサイトなどが充実し、

商品をより安く購入する方法や経路を、インターネットで手軽に検索可能になりました。

安いだけでなく、商品を持ち帰るという面倒な手間もなくなるのも大きなメリットです。

家電などは比較的大きな買い物になるため、実際に商品を見た後、ネットで注文し、

自宅に届けてもらうというスムーズな流れが構築されています。

このように、実店舗は商品を実際に見て確かめるだけの「ショールーム」と化し、

お客さんが来店しても商品が売れないという現象が起きているのが現状です。

しかし、小売業を脅かすショールーミングを逆手にとった戦略も見え始めました。

もともとアメリカ全土で広がり始めたショールーミングですが、

2012年にこの影響で減収減益に追い込まれた家電量販大手の「ベストバイ」の責任者が、

「ショールーミングこそが最大の敵だ」と語りました。

しかし、その後同社は徹底した合理化を推進、最低価格保証制度などを導入して対抗。

逆にネット販売も強化し、5~7月期は純利益が大幅に回復させるまでに至りました。

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(参照元:日本経済新聞http://www.nikkei.com/news/print-article/?R_FLG=0&bf=0&ng=DGXNZO62136830V01C13A1XX1000&uah=DF141220120044)

また、日本ではファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイが、

「WEAR」と呼ばれるスマホアプリを開発しました。

これは、スマホで店頭の商品のタグに印字されているバーコードを読み取り、

詳細な商品情報やその商品を使ったコーディネート画像などの情報に、その場でアクセスできる「バーコードスキャン機能」や、

アイテム情報と連携したコーディネート画像を提供する「コーディネートレシピ機能」などを通じて、ショッピングをより楽しめるアプリです。

大手ファッションデパートのパルコと提携することにより、「店舗公認」のショールーミングを2013年に始めました。

(参照元:株式会社スタートトゥデイ発表:http://www.starttoday.jp/Release_wear_parco_20131017.pdf)

しかし、こちらは開始後利用率が予想をはるかに下回る反響となり、

わずか約3ヶ月での利用停止となりました。

欧米においては、ITリテラシーが日本より進んでいるとも言われるので、

今後、日本でもショールーミングが当たり前となる日が来るかもしれません。

【自分で「見つける」はもう古い!?キュレーションECサイト】

他にも、ネットショッピングの利用が加速していく具体的な施策として

キュレーションEC」が注目されています。

インターネットの世界におけるキュレーションとは、情報を収集してまとめたり、

収集した情報を分類し、つなぎ合わせ、新しい価値を持たせて共有することです。

(有名なものに「NAVERまとめ」が挙げられます。)

キュレーションECとは、そのサイトが取り扱う商品をキュレーター(キュレーションを行う人)独自の目線でセレクトし、一つの分類として見せることで、購入検討者にとって予想もしなかった商品との出会いをつくったり、センスの合うユーザー同士を結んだりするサイトのことです。

(参照元:ECサイトの注目戦略「キュレーションEC」http://sri.jp/blog/?p=452)

le_47_03SNSと連携することで、友達が欲しいものや、自分のいいね!からおすすめの商品なんかをピックアップしてくれます。

買いたいものが決まっている場合は、Amazonや楽天で探して購入したほうが断然早いですが、「何かいいものないかなぁ」っといった具合にネットサーフィンするときはこの仕組みを利用することで自分の趣向にあった商品に出会いやすいというメリットがあります。

今後、キュレーションECの普及により、感覚の合うキュレーターを探したり、キュレーション機能のあるネットショップ覗いてみるなど、実店舗と近い感覚でショッピングを行う機会が増えるかもしれません。

また、ページを凝って作成し、顧客へのアプローチをしていましたが、キュレーションではオススメが直接顧客に表示されるため、その必要がありません。スタッフにとってもメリットのあるシステムなのです。

【ネットでは今までできないといわれていた専門サイトで、
ニッチなターゲットをゲットし売上アップ!!】

le_47_04「体が大きいので自分にあったサイズの服がなかなか見つからない・・・。」、「履ける靴はダサいデザインのものしかない・・・。」、

といった悩みをお持ちの方に向け、「大きいサイズ 小さいサイズ」を用意したサイトが増殖しつつあります。

大手ショッピングサイト マルイ(http://voi.0101.co.jp/voi/l_sizetow/index.jsp)では、専門サイトがあり、豊富なサイズ展開・商品バリエーションで顧客のニーズに合わせた商品展開を行っています。

大きいサイズや、小さいサイズは、多くの日本企業がやりたがらなかったり、やったけど売れなかったと、ワンシーズンですぐ止めてしまうケースが多くあります。

 しかし、最近ではメディアでも取り上げられることも多くなり、専用の雑誌も好評となっているなど、イレギュラーサイズの認知度・需要度は上がってきています。

また、近年オーダーメイドサイトも増加しています。

株式会社ファンタスティックスタジオ(http://www.fantasticstudio.jp/)が運営する靴のオーダーメイドサイトでは、形、カラー、サイズ、ヒールの高さ、靴底の厚み等、かゆいところに手が届くような細部の指定まで可能となっており、まさに自分だけの一足が作成できます。先程紹介したキュレーションシステムとは違い、ターゲットはしっかりとした購入ビジョンを持った人になりますが、これもまたネットショッピングの変化による多様化への対応と言えるでしょう。

今回紹介したのはネットショッピングの変化のほんの一部です。スマホの普及に伴いネットショッピングの在り方は今もなお変化し続けています。

弊社では、「通販サイトでの開店したい」「トレンドに合わせたネット販売をしていきたい!」など、ネットショッピング運営のご相談を承っております。

ぜひお気軽にご相談くださいませ!

 

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