現在のカメラ事情
みなさん、普段写真を撮るときは何を使っているでしょうか?
ほとんどの方がスマートフォンのカメラで「事足りる」と、
感じているのではないかと思います。
現在、世の中の写真の約3割はスマートフォンで撮影されているそうです。
近代のスマホカメラの高機能、高画質化により、 わざわざカメラを用意しなくても
綺麗な写真が撮れてしまうのが実情です。
実際、スマホとの性能差が少なくなってきた「コンパクトデジタルカメラ市場」は、
縮小傾向にあります。
しかし!レンズ交換が出来る事が1つのメリットである
「一眼レフ・ミラーレスカメラ市場」は、
スマホ普及の影響を受けず好調な売れ行きを記録しています。
スマホカメラの普及、そしてソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の登場で、
撮影し他人に見てもらうという行為はとても身近なものになりました。
そういった流れの中でカメラの楽しみを覚えた人が次に手にするのが、
「レンズ交換式カメラ」なのです。
レンズの「焦点距離」
「焦点距離」とは、被写体をとらえる倍率を表した数字です。
これにより写し取ることが出来る撮影範囲が変わります。
数字が小さいほど景色を広く写すことができ、
数字が大きいほど写る範囲は狭くなります。
スマホに搭載されているカメラの平均焦点距離はおよそ25~35ミリです。
誰しも一度は手に取った事があるのではないかと思いますが、
富士フィルムのインスタントカメラ「写ルんです」の焦点距離は232ミリに設定されています。
この事実を鑑みると、25~35ミリという数字は、
普段使いに適した、過不足の無い焦点距離と言えます。
しかし同時に、「見慣れてしまった写り方」になってしまうのも否めません。
そこで今回は「望遠レンズ」をみなさまにご紹介いたします。
望遠レンズの世界
望遠レンズと聞いて、みなさんはどういった印象を持つでしょうか?
運動会やスポーツ、カーレース、野鳥、飛行機といった、
「遠くのものを大きく写すことが出来るレンズ」と思う方が大半だと思います。
半分正解です!
実は、望遠レンズを通った景色にはもっと面白い変化が起きているんです!
圧縮効果
左:スマホにて撮影 | 右:一眼レフにて撮影 |
左の写真をご覧ください。
スマホで撮影した10両編成の電車です。
みなさんが普段、駅のホームで見慣れているものだと思います。
次に右の画像をご覧下さい。
同じ10両編成の車両なのですが、全く別物に見えますよね?
この画像は一眼レフに、約450ミリというとても長い焦点距離のレンズをつけて撮影しました。
まるで車両が縮まったように写っていると思います。
望遠レンズには、
「遠くのものを大きく写す」と同時に、
「物と物との間隔を圧縮し濃密に写す」
という効果があるんです。
望遠レンズで邪魔なものを消す!?
こちらの写真をご覧下さい。
動物園で写真を撮るとき
「柵がじゃまだな~」
と思った経験ありませんか?
そういうときに望遠レンズがあればなんと、「柵が消える」んです。
そんな事本当に出来るの?と思うかもしれませんが、こちらをご覧下さい。
左:フラミンゴにピントを合わせた場合 | 右:柵にピントを合わせた場合 |
左の写真ですが、カメラとフラミンゴの間には間違いなく柵があるはずなのに、
見えませんよね?
これは望遠レンズの「ピントの合う範囲が狭い」ことを利用した技法です。
焦点距離が短いスマホカメラでは、 写す範囲が広いため、
柵とフラミンゴの両方にピントが合ってしまいます。
焦点距離が長い望遠レンズは、
写す範囲が狭くなることで、写したい被写体を選んでピントを合わせる事ができます。
これを利用すれば、柵を大きくピンボケさせ、
フラミンゴのみにピントを合わせることが出来るのです。
今回の望遠レンズの効果はほんの一例に過ぎません。
この世には色々なレンズがあり、持つ効果も様々です。
弊社にはこのような撮影の専門知識を持ったスタッフがおり、
撮影代行のサービスを承っております。
ご興味をもたれた方は是非下記までご連絡ください。
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株式会社 ライフエスコート
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