それでもやめられない!1クリック1200円時代が間もなく到来アマゾンスポンサープロダクト広告最新運用法【LE通信97号】

皆様もよくご存知のアマゾンの売上が、毎年2桁超えで成長しています。
彼らのコンセプトは”地球上で最も豊富な品揃え”で、ご利用された方は何でも販売されているなぁと実感されるとおもいます。

このプラットフォームをうまく活用された企業様の売上が、4倍以上になったというお話を度々伺うようになりました。アマゾンドリームという言葉が囁かれている反面、そのあおりをうけ売上が落ちた企業様も多くいるのではないでしょうか。その売上が上がるプラットフォームをうまく活用するにはどうしたらいいか?と聞かれます。

アマゾンで売上を上げるにはコンスタントに売上(販売数)をあげていく必要があります。小手先のSEOでは続かず、売上(販売数)は週単位及び時間単位で計算され、上位に表示される仕組みになっています。一度上位に表示された商品でも、ひとたび売上があがらなくなるとたくさんの商品中に埋もれていきます。

ではたくさんある商品の中でお客様に見てもらうには、どうしたらいいのでしょうか?答えは、ページの1番上に商品を掲載してもらうことです。その手段のひとつが、アマゾンスポンサープロダクト広告になります。アメリカアマゾンでは、既に競争が激化しており1クリックの広告単価が日本4~15倍以上に高騰しているようです。そうなる前にノウハウを確立しないと競合に差を一層つけられ、この市場で戦っていけないことでしょう。日々変化していきますので、その運用方が効果的かどうか検証を日々していく必要があります。今回は現時点での最新運用法をお伝え致します。

1、8年間のアマゾン売上伸び率と利用者数

8年間のアマゾン売上伸び率と利用者数

現在アマゾンの市場は、2018年の年間平均為替レート(1ドル=111円)で換算すると、日本事業における円ベースの売上高は前期比15.0%増の1兆5350億円となり2ケタ成長です。
【引用 ネットショップ担当者フォーラム】https://netshop.impress.co.jp/node/6235

競合との比較として【ECサイト月間利用者数】を見たところ、Yahoo!ショッピング」は2645万人で、「アマゾン」と「楽天市場」は4000万人で拮抗している状況です。
【引用 ネットショップ担当者フォーラム】https://netshop.impress.co.jp/node/5764

2、たった一つしかないアマゾンの売上の方程式とは

アマゾンの売上の方程式は”日々・毎時間いくつ売れているか”これにつきます。日々の販売数を把握する方法を熟知し、その販売数を超え、継続して販売すると必ず上位ページへ表示され売上につながることになります。

※参考【競合の販売数の調査方法】
まずは競合とみなした該当商品を買い物かごへ入れてください。
次に相手の在庫数を把握するために、購入数量を”9999”と入力してください。そうすると販売可能数(現時点の在庫数)が出てきます。
翌朝販売可能数がいくつになっているかを確認してください。1週間ほど追跡調査をしてもらえるとその商品の必要販売数と順位がわかってきます。慣れてくると、カテゴリーランキングを見るだけで1日何枚以上売らないといけないかわかります。
例)Amazon 売れ筋ランキング: 服&ファッション小物 – 91位 (服&ファッション小物の売れ筋ランキングを見る)”1位 ─ レディースTシャツ・カットソー(参考商品:http://urx.red/RaB9)
Amazon 売れ筋ランキング
※スポンサープロダクト広告を始める前に:商品力・価格は企業努力になりますのでここでは問題にしないようにします。それ以外で販売数を上げる方法は、以下の対策を事前にしておく必要があります。

【売れる商品作りに必要事項】
1,買いたくなる商品画像の作成
2,魅力的な商品説明及び集客したいキーワード
3,アマゾンユーザーがなれている配送手段、アマゾンプライム(FBA及びプライム)対応
特に1,2は繰り返し日々改善を進めていきましょう。

3、”売りたい商品”をお客様に誘導できる場所はどこか

皆様には販売数がいかに大事なのかご理解頂けたと思います。では、埋もれた商品をどのようにお客様の欲しいと思っている場所へ誘導できるようになるのでしょうか?その前にお客様の行動を把握するためにも、購入までの流れを確認していきましょう。

では、女性が普段着用に”レディース tシャツ 半袖”を探しているとしましょう。まずは、アマゾンの検索窓にキーワードを入力するケースが多いはずです。その検索画面が下記になります。
検索画面

画面がひらいたら、その中で自分の欲しいものがあるかどうか探し、なければ下にスクロールさせるか、また再度”レディース tシャツ 半袖”+”サイズ、デザイン”などを追加して検索されるのではないでしょうか。検索に応じて、自分の商品が表示されてくるようにするのが売れるための有効な対策だと思います。

次の行動は、気に入った商品をみつけクリックして、商品詳細ページに移動し商品の詳細内容を見ます。商品は気に入ったけど、他の人が買っている商品も気になります。悩ましいことに、商品のすぐ近くに別の商品の提案がされます。
別の商品の提案

他の人が買った、気に入った商品が”この用品に関連するスポンサープロダクト””この商品をチェックした人はこんな商品をチェックしています”にでます。
スポンサープロダクト

ここで今買おうとおもっていた商品よりお得な商品が出てきたらどうでしょうか?私なら思わずクリックしてみてしまいます。特に価格が安ければ、、、逆の立場でここに自社商品がでてくるようになれば、現在見ている商品と比較され購入されるケースも増えるのではと想像できてしまいます。

こういった部分に商品を掲載できる仕組みが、スポンサープロダクト広告です。いいかえれば”広告で棚割りを作る”イメージです。

4、お客様を誘導させたい場所へ誘導できるスポンサープロダクト広告の設定は実は簡単

実際スポンサープロダクト広告の設定は簡単です。

スポンサープロダクト広告の設定

【手順】
左図通り広告に出したい商品を選定し、キャンペーンを作成1日の予算を決めてスタートです。
・キャンペーンの設定のポイントは、どのような商品を入れて作成をするのか事前に決めておくと良いでしょうか。理由は何でもかんでも詰め込むと広告費の関係上予算配分がされず本当に表示したい商品が表示されなくなります。

【おすすめ】中分類の商品群で設定すること
例えば、ファッション・アパレルを運営している場合はメンズ・レディース・キッズを大分類として、メンズ・アウター、メンズ・トップスを中分類とします。そうすると商品の入れ替えなどわかりやすいと思います。

・広告の設定のポイントは、1品番1広告で運用をお願いします。
具体的には、1品番(カラー・サイズバリーション含んだ)での運用です。理由は、その商品に対してのキーワード収集及び露出をするので全く違う商品と組み合わせるのは広告費の無駄遣いになるからです。

運用していくとわかりますが、日々のメンテナンスが非常に大切になります。弊社ではメンテナスする際、この商品何?とならないように誰でも運用できるように”自社品番+商品名”で作成しています。

【設定で差がつく部分はどこでしょうか】
スポンサープロダクト広告にはオートとマニュアルという2種類の運用方法があります。ここを使い分ける設定ができるかで、キーワード探しのスピードと広告費をいかに抑えることができるかが分かれてしまいます。
【オートとマニュアルの違い】
名前の通りおまかせか、自分でこまめに設定する違いです。オート設定のメリットは簡単にはじめられ、その後はアマゾンにお任せになります。具体的にはオートで設定するとアマゾンが商品説明分及びクリックされた内容を踏まえ、自動的にその広告似合っているだろうキーワードを探し、露出してくれます。デメリットはキーワード毎の入札ができないことです。
マニュアル設定のメリットは、自分でキーワード決め運用しキーワード毎の入札単価を自分で決めていけることです。デメリットは運用が大変で管理画面を見ながらキーワード、入札単価のメンテナンスが、頻繁に必要になり手間が大きくかかるということです。
【実際の最適な設定方法は】
弊社からの運用提案は、オートとマニュアル設定のいいとこ取りです。まず新商品をオートで設定し、1週間程度運用します。その結果を見て、2つ以上コンバージョンのあったキーワードをマニュアル設定して露出を最大化させます。そのためにコンバージョンのあったキーワードが仮にオートで20円であれば、80円で入札し必ずそのキーワードで1ページ目に表示させるようにします。
※完全一致、フレーズ一致、ブロードの設定及び意味は別途ご説明します。

5、効果検証するためのルール作り(参考用語説明)

ルール作りを必ず行い見直しをしましょう。弊社では、ACoSの15%目標を掲げ運用しています。スポンサープロダクトの目的は、いかに早くACoSの低い”お宝キーワード”を探し露出を高め競合より先に売上(販売数)をあげることです。

見直しは必ずアマゾンから出力できるレポートを参考にして、振り返りしてください。
ACoS

見慣れない用語もありますので簡単にご説明させていただきます。キャンペーン、広告運用、レポートを見るために必要な用語になります。

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・ターゲティングとはキーワードターゲティングと商品ターゲティングがあります。ここではキーワードターゲティングになります。
・マッチタイプとは EXACT(完全一致)、BROAD(部分一致)、PHRASE(部分一致)の3種類あります。
※混乱させるフレーズ一致と部分一致の違い
 キーワード「ダウン」を部分一致にした場合は、「ダウンベスト」、「ダウンコート」、「ダウンコート 赤」など表示されます。
 キーワード「ダウンコート 赤」をフレーズ一致にした場合は、「ダウンコート 赤色」「ダウンコート 赤 XL」は表示されますが、「赤 ダウンコート」、「ダウンコート XL 赤」は表示されません。
・カスタマーの検索キーワードとは、実際お客様が検索した言葉になり非常に有効です。
・インプレッションはその広告が表示された回数になります。
・売上高に占める広告費の割合 (ACoS)とは、広告費÷売上高で算出されるため、500円の広告費をかけて3,000円の商品を売った場合、ACoSは16%となり売上に対して広告費が何%掛かったかを示す指標になります。
・広告費用対効果 (RoAS)とは売上高÷広告費×100(%)で算出するので、3,000円の売上に対して500円のコストをかけた場合、ROASは600%となります。ROASは広告費に対して何倍の売上を出したかを示す指標になります。
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6、実際の運用法

私がおすすめする運用パターンは、3日に1回メンテナンスの実施をおすすめします。

【運用内容】

  • ・CTR率、CPC単価、クリック数(15クリックあってコンバージョンがないもの)を決め、満たないものは露出をやめる。

  • ・新商品の登録をおこない必ずオートで1週間運用すること。

  • ・在庫の確認を定期的にすること(広告掲載している商品の在庫を確認し、バリエーションの半分が在庫切れをおこしている場合はそれだけで、相当のコンバーションが落ちます。入荷があるのであれば一旦入札単価を半分にします)

  • ・キーワードごとのCPC単価を確認し、他のキーワードより高いものは入札単価を落とすこと。

  • ・コンバージョンが2つ以上発生したキーワードは、完全一致とレーズ一致を活用して入札単価を上げ露出を増やしキーワードと売上件数の獲得を目指します。特に2つ以上のコンバージョンは有望です。

  • ・コンバーションが1の場合は、今後お宝キーワードになるかわかりませんので見極めが必要になり、露出が必要になります。次にコンバーションがないものは、何故しないのか確認が必要でインプレッション、CPC金額等をみてどんどん露出をやめていきます。

弊社では、取扱の商品が増え、ツールを活用し手動の分析を減らした運用ができるようになりました。効果としては、2時間程度かかっていたメンテナンスが30分ほどで終わり、他のスタッフに任せることができるようになったことです。

最新のアマゾンスポンサードプロダク運用ご希望の方は、無料診断致しますのでご連絡いただけますと幸いです。最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

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株式会社 ライフエスコート
東京港区芝1-14-11 芝明月ビル6F
TEL : 03-5765-6960 FAX : 03-3452-0966
Email : info@life-escort.co.jp 平日 9:30~18:30
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