- 2017-10-2
- 海外キャンペーン事例紹介
2017/10/02
この事例から学べること
・シンプルな応募方法で応募のハードルを下げる。
・国の行事に合わせてキャンペーンを行うことで人の目に止まりやすくする。
・情報が少なすぎるキャンペーンは不安を募る。
目次
1.キャンペーンの概要
【店舗名】Trees Organic Coffee & Roasting House(カフェ、ケーキ)
1996年にバンクーバーのダウンタウンに1号店をオープン。現在はバンクーバーに6店舗。厳選されたオーガニックコーヒーとオリジナルレシピのチーズケーキがお店の売り。
キャンペーン名 | Happy Birthday CANADA |
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期間 | 2017/6/1~2017/6/30 |
対象 | キャンペーン期間中に店舗を訪れた人 |
目的 | カナダデーの祝い、販売促進。 |
内容 | レジ横に置かれている応募用紙に必要事項を記入し、一緒に置かれている応募Boxに投函。 当選者には$150のTrees Organic Coffee & Roasting House ギフトカードが当たる。 【対象URL】 http://treescoffee.com/ |
2.その場で記入、投函というシンプルな応募方法で応募者を募る
レジ横に置いてある、応募用紙に必要事項を記入し、一緒に置かれている応募Boxに投函。その場で誰でも記入できるようペンも一緒に置かれています。 記入事項は名前、電話番号、emailアドレス、お店からのメルマガを受け取るか受け取らないかどちらかにチェック。 記入項目も少ないので応募しやすいです。
3.イベント行事に合わせてキャンペーンを開催
私が今回このカフェを訪れたのは6月の中旬で、7月1日のカナダデーを控えカナダはお祝いモードでした。 また今年はカナダ建国150周年という事で、さらに盛り上がっていました。 カナダデーは日本の建国記念日とはちょっと違いカナダ中がお祭り気分で色々な場所でイベントがあったり、花火が上がったりと大盛り上がりをします。 今回のこのキャンペーンもカナダ建国150周年に合わせて$150のギフトカードをプレゼントなのでしょう! 「Happy Birthday CANADA」の文字があるだけで、ついつい目を止めてしまいます。 私もそんなわけで、レジでお会計を待っている間に、このキャンペーンに気づき早速応募してみました。 私が記入している間にも何人かの人が応募用紙を手にし、記入していました。
4.メルマガの購読者を募る
応募用紙にメルマガの購読を希望するかしないかのチェック欄があり、私は「no」にチェックをしたのですが、応募者の中にはもちろん「Yes」の人もいるので、この応募によりメルマガ購読者を増やし、販売促進にもつながるのでしょう。お店側としては、メルマガ購読者を増やせるだけでもキャンペーンをする価値があるのかもしれません。 今回のこのキャンペーンはとてもわかりやすくシンプルでしたが、逆に詳細がなくわからないこともたくさんでした。 何人にギフトカードが当たるのか、いつが発表日なのか、当選者への連絡方法など。 7月1日のカナダデーに合わせたイベントなので、おそらくそれに合わせての発表だと思うのですが、8月に入っても何も連絡がないので、残念ながら当選しなかったのでしょう。
5.ホームページには色々なお店の情報、告知を忘れずに!
今回のキャンペーンを通して、初めて「Trees Organic Coffee & Roasting House」のサイトをチェックしたのですが、今までなぜ店名に「Organic」とついているのかがよくわからず、オーガニックの材料で作られたチーズケーキが売られているからなのかなと勝手に思っていたのですが、そうではなくオーガニックコーヒーがお店の売りだということがわかりました。そうとわかると今後コーヒーだけを買いにふらっと立ち寄れるなと思いました。今まではコーヒー屋さんというより、ケーキ屋さんのイメージが強かったので、ケーキを頼まなくては行く意味なし!というイメージだったのですが、そうではないということが今回のキャンペーンを通してわかり、今後お店に足を運びやすくなりました。 またこのお店では毎週金曜日夜ライブミュージックをやっているそうです。音楽を聴きながら、のんびり気の合う友人と時間を過ごすのもいいなと思いました。
6.多くの人にお店を宣伝するための改善点
今回の応募用紙にあったメルマガ購読を希望するかしないかのチェックですが、「email promotion」と書かれているだけで一体どんなメルマガが届くのかいまひとつ分からず、私もただメールが送られてくるだけでは邪魔になると「No」を選んでしまったのですが、もしこんなお得なクーポンが送られてきますよと一言説明があったら私を含め購読を希望する人が増えたのではないかと思います。(例えば、スペシャル価格でチーズケーキが買えるクーポンが届くとか、コーヒーのお代わりが購読者は無料など。)
ただ「email promotion」と書かれているだけではイメージがしにくいので、購読を希望する人を集めるのが難しいのではと思いました。 またキャンペーン自体とてもシンプルで、必要なこと以外は語らずといった感じでしたが、キャンペーン期間や、何人に当たるのかなど必要なことが抜けていたのでもう一声説明があったほうがキャンペーンに興味を持った多くの人に参加してもらえたのではないかと思いました。
もし説明を記入するスペースがないとのことであれば、せめてオンラインサイトへの誘導をつくり、そこに詳細があれば、キャンペーンをもっと多くの人に広めることができたのではないでしょうか。それと同時にオンラインサイトに多くの人を呼び込むことができたと思いました。サイトにはこのお店のウリがいろいろ記載されていましたし、ライブミュージックを開催しているなんて知らないという人が私の他にもいるはずです! キャンペーンひとつ開催するにもちょっとした工夫で、宣伝力は大きく変わってきます。特に情報が少ないキャンペーンは消費者に不安を与えますので、改善の余地がたくさんあるはずです。
このようにライフエスコートでは、日本にとどまらず世界で実施されているキャンペーンの実態を調査し、オムニチャネルキャンペーンを検討されている企業様へ最新の情報をメールマガジンにてお届けしております。また、実際にキャンペーンを行うにあたって、どのチャネルでどのようにお客様と接点をもつべきなのか、さらにどのようなキャンペーンがお客様の気持ちをワクワクさせるのかなど、弊社では多くの事例をもとに御社に最適なご提案をさせて頂きます。 是非、オムニチャネルキャンペーンをご検討の企業様は、ライフエスコートへお気軽にご相談ください。
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