他の一般的な栄養分析システムでは、
1.食材の摂取状況から各栄養素は食事から十分に摂っているか。
2.栄養素が不足する生活習慣要因の有無。
などの生活状況から不足している栄養素を予想する方法でした。しかし食材の栄養成分含有量が産地、収穫月、栽培方法また調理方法によって異なることが根本的に考慮されていませんでした。また細部にわたって分析項目を増やしたとしても、調査自体が非常に困難であるといわざるを得ませんでした。
しかし栄養バランスチェックは、そのアプローチを根本的に見直し、自覚症状はそれに関与する生理的働きが不十分であることが原因として、その生理的働きが不十分となる原因として関連する栄養素の不足傾向を抽出する手法を用いることで実現しました。
「今のからだの状態がどうか」から「原因となっている栄養素を推理する」という手順。これは意図せずドクターの診断プロセスと酷似しており、結果として「診断」ではなく「不足栄養素を導き出す」ところが違うだけに他なりません。
2000の自覚症状データベースと17万に及ぶ栄養素・疾病データベース
栄養バランスチェックは、米国の文献や学会発表および著名な学説などをもとに、2000項目の自覚症状データベースと17万件に及ぶ栄養素・疾病データベースから構成されており、その独自の論理回路および分析プロセスは、大学病院研究室、医学博士による検証および監修を得て作成されたものです。しかもその複雑な論理回路を持っているシステムでありながら、200項目の自覚症状の中で当てはまるものにチェックをつけるだけで、不足栄養素が分析できます。
DMS(Diagnosis Modeling and Simulation)システム
栄養バランスチェックシステムは、単に自覚症状から不足栄養素を分析するだけのシステムではありません。あくまでもDMSシステム(Diagnosis & Modeling
and Simulation)のサブセット(一部)です。
DMSシステムとは、さらに詳細な個人の健康情報や生活習慣に関する調査をすることにより、各栄養素の個人別必要量、疾病傾向や食事、運動にわたる体質改善プログラムなどを分析するためのシステムです。 |